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2024年12月20日発行 |
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※2024年10月発行のところ都合により12月発行です。 |
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定価:2,750円 (本体 2,500円+税10%)、A4変型判、140頁 |
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ISBN978-4-909508-31-7 |
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特集コーディネーター:
武藤香織
(東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター
公共政策研究分野 教授) 長神風二
(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構
広報・企画部門 教授) 吉田雅幸
(東京科学大学大学院医歯学総合研究科
先進倫理医科学分野 教授)
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本号の特集は「ELSI・PPI 最前線」です。
ELSI:Ethical, Legal and Social Issues/Implications,PPI:patient and public involvement(ゲノム研究・医療における「患者・市民参画」)。
本特集は,三つのパートに分けて構成され,ELSIについてはS(社会的課題)に焦点を当て構成されています。
①「ゲノム医療・研究をめぐる広報と報道」では,ゲノム研究の成果を伝えるプレスリリースを取り上げるとともに,プレスリリースを起点として公共放送(テレビ)や全国に配信される記事がつくられる際の課題が紹介されています。
②「ゲノム研究・医療への患者参画/ 市民参画(PPI)」では,希少疾患,がん,住民コホートなど,日本のゲノム研究でPPI
に積極的に取り組んできた方々から,その試行錯誤が紹介されています。また,ゲノム・遺伝の差別をめぐり,がんや難病の立場から是正を望む声も届けられています。
③「ゲノム研究における公正・包摂・多様性」では,国際的に議論が進むトピックとして,ベネフィットシェアリング,データの多様性確保,AIの活用などが取り上げられています。 (巻頭言より) |
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2024年11月20日発行 |
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全ゲノム・エクソーム解析時代の遺伝医療,
ゲノム医療における |
(ISBN978-4-909508-30-0)
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倫理・法・社会 |
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定価:4,620円 (本体 4,200円+税10%)、B5判、172頁 |
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編集:三宅秀彦
(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科
ライフサイエンス専攻 遺伝カウンセリングコース/領域 教授) |
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本書は2007年に玉井真理子先生の編集,福嶋義光先生の監修の下で上梓された「遺伝医療と倫理・法・社会」の続編として企画されたものです。2007年は次世代シークエンサーが本格的に上市された年であり,この年を境にゲノム解析のコストは格段に低下し,遺伝学的検査の一般診療化,多遺伝子パネル検査の普及,NIPTの実用化,ゲノム編集の製薬などへの応用など,加速度的に遺伝医療/ ゲノム医療は進展しました。その一方で遺伝情報に基づく差別や偏見などへの対応は置き去りとなっていました。そして,2023 年に「良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受けられるようにするための施策の総合的かつ計画的な推進に関する法律」が成立し,社会体制の整備の本格化が見えてきたところです。
科学技術の進歩は多くの恩恵をもたらしてきましたが,その裏側で様々な課題が生み出されます。これらの課題に対して,私達は対応を考えなくてはなりません。今回の新版の作成にあたり,様々な分野におけるトップランナーの皆様に執筆を依頼しました。現状を俯瞰し,これから生じる課題への対応に向けて,本書が役立つことを期待しています。 (三宅秀彦先生「はじめに」より) |
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2024年8月31日発行 |
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定価:2,750円 (本体 2,500円+税10%)、A4変型判、128頁 |
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ISBN978-4-909508-29-4 |
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特集コーディネーター:
尾崎紀夫
(名古屋大学大学院医学系研究科 精神疾患病態解明学 特任教授) |
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本書は,「良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受けられるようにするための施策の総合的かつ計画的な推進に関する法律(ゲノム医療法)」公布を踏まえ,精神疾患のゲノム医療実現に向けて,当事者・家族の思いから始まり,多様なゲノム解析およびオミックス解析手法を用いた取り組み,ゲノム情報に基づくモデル細胞・動物を用いた病態解明について,最新の情報を各専門家にまとめていただいた。
患者・家族の切なる願いである「精神疾患の病態解明」と「根本的治療薬開発」の実現を祈念する次第である。(巻頭言より) |
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2024年7月中旬発行 |
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※2024年4月発行のところ都合により7月中旬発行になりました。 |
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定価:2,750円 (本体 2,500円+税10%)、A4変型判、132頁 |
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ISBN978-4-909508-28-7 |
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特集コーディネーター:
西垣昌和
(国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科
遺伝カウンセリング分野教授)
蒔田芳男
(旭川医科大学病院遺伝子診療カウンセリング室教授)
井本逸勢
(愛知県がんセンター研究所長) |
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ここ数年の遺伝性腫瘍医療の変化はめまぐるしく,まさに激動といえる。治療やリスク管理に関する様々なエビデンスの蓄積はもちろんのこと,それらのエビデンスに基づいた医療保険制度の適用,マルチジーンパネル検査(MGPT)をはじめとする新たな臨床検査の普及など,新たな遺伝性腫瘍医療の臨床実装は着実に進んでいる。それとともに,遺伝性腫瘍医療と一般がん診療の連続性は確実に強くなり,遺伝性腫瘍医療の裾野が広がっている。
また,2023年6月にゲノム医療推進法(通称)が制定され,遺伝医療・ゲノム医療を創り上げるための法的な拠り所ができたことは,遺伝性腫瘍医療においてこのうえない追い風である。この機を逃さず,遺伝性腫瘍医療の提供者と,その恵沢を受けるべき当事者の連携のもと,新たな遺伝性腫瘍医療を創っていく必要がある。本号が,遺伝性腫瘍医療が新たな一歩を踏みだす一助となれば幸いである。 (巻頭言より) |
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2024年3月1日発行 |
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※1月発行のところ都合により3月発行になりました。 |
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ゲノム医療におけるバイオバンクの役割と
その利活用 |
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定価:2,750円 (本体 2,500円+税10%)、A4変型判、124頁 |
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ISBN978-4-909508-27-0 |
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特集コーディネーター:
荻島創一
(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 医療情報ICT部門長,教授)
黒木陽子
(国立成育医療研究センター研究所ゲノム医療研究部 室長)
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疾患への感受性,病態の進行や予後などには個人差があり,多様な病態の詳細を把握するためには個体の設計図に当たるゲノムの解析・研究が必須となる。実際に,世界中で遺伝情報の解析を伴う大規模研究が活発に実施されているが,そのようなプロジェクトの多くはバイオバンクと連携している。バイオバンクとは,人々の集団から生体試料と情報を体系的に収集し,安全に保管するとともに,公平な分配・分譲を通して,それらを学術の発展や産業の振興に利用してもらう仕組みである。(山本雅之先生巻頭言より) |
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2024年1月31日発行 |
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着床前遺伝学的検査(PGT)の最前線と遺伝カウンセリング |
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定価:6,380円 (本体 5,800円+税10%)、A4変型判、228頁 |
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ISBN978-4-909508-26-3 |
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編集:倉橋浩樹
(藤田医科大学医科学研究センター分子遺伝学研究部門教授) |
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生殖医療の分野でも着床前遺伝学的検査(preimplantation genetics testing:PGT)の進歩によりヒトゲノムと生殖医療との接点は日増しに拡大してきており、ゲノム医療法が成立した2023年はまさに「生殖ゲノム医療」といえる分野の幕開けです。本誌はそのような潮流の中、PGT-A(PGT for aneuploidy)/PGT-SR(PGT for structural rearrangement)、そしてPGT-M(PGT for monogenic disease)の最新情報をお届けしようという趣旨で編集されております。
本誌が読者の方々にわが国と諸外国におけるPGTの現状と課題に関して理解を深めていただくのに少しでもお役立てば幸いです。また今の時代が、「生殖ゲノム医療」の黎明期となることを信じ、読者のみなさまの日々の診療と研究、そしてゲノム医療法でも謳われている人材育成のための教書にもこの本が役立ってくれることを願っております。
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−編集者の「はじめに」と「おわりに」から− |
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