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2025年9月25日発行
遺伝子(ゲノム)医学・医療,研究の推進を支援する
出生前遺伝学的検査の最前線と
遺伝カウンセリング
定価: 2,750円 (本体 2,500円+税10%)、A4変型判、140頁
ISBN978-4-909508-34-8

特集コーディネーター:
 佐村 修
 (東京慈恵会医科大学産婦人科学講座教授)
出生前遺伝学的検査には,医学的・社会的・倫理的な配慮が必要な課題が多くある。そのため,検査の実施にあたっては「適切な遺伝カウンセリング」が不可欠である。出生前に行われる遺伝学的検査には以下のような検査が含まれる。スクリーニング検査(非確定検査)として行われる母体血清マーカー検査,胎児超音波マーカー検査,コンバインド検査(血清&超音波マーカー),非侵襲性出生前遺伝学的検査(non invasive prenatal test:NIPT)と,診断的検査(確定検査)として施行される絨毛検査,羊水検査,胎児超音波精密検査がある。これらの検査によって「何がわかるのか」,「何がわからないのか」を妊婦や家族に対して十分に説明し,そのうえで検査を受けるかどうかの意思決定を支援する遺伝カウンセリングの重要性がますます高まっている。
さらに,近年の全ゲノム解析技術の進歩により,より詳細な遺伝情報の取得が可能になっており,将来的には単一遺伝子疾患や多因子疾患のリスク評価も視野に入ってきている。こうした科学的進展は,出生前検査を単なる異常の有無を判断する手段から,個別化医療への入り口へと進化させる可能性を秘めている。
出生前遺伝学的検査は,医学的に有用であると同時に,家族にとって大切な選択肢となり得るものである。しかし,その利用には高度な倫理的配慮と社会全体の理解・支援が不可欠である。日本がこの技術を真に人間的かつ社会的に受容できるかたちで発展させていくためには,法制度の整備,医療体制の充実,そして市民の意識啓発が一体となって進められることが求められる。命のあり方を深く見つめ直す中で,私たち一人ひとりが「どのような社会を望むのか」を考えることが,今まさに必要とされている。  (巻頭言より抜粋)

本誌をご購入の場合は ……………… 1冊 2,750円 (本体 2,500 円+税10%)
年間購読も承っております。
内容目次の ▼要旨 をクリックしますと、要旨を読むことができます。


内容目次
● 目で見てわかる遺伝病
  −消化器内科編 3
シリーズ企画
家族性大腸腺腫症(大腸病変)
 (岩泉守哉)
特集: 出生前遺伝学的検査の最前線と遺伝カウンセリング
● Front View
巻頭言:日本の現在と今後の出生前遺伝学的検査を考える
 (佐村 修)
● Main Theme
1. 出生前遺伝学的検査の歴史と妊産婦,医療者の現在の状況
 (白土なほ子)
2. 出生前遺伝学的検査に関する学会のガイドラインや見解
 (向中野実央・山田崇弘)
3. 出生前遺伝学的検査における遺伝カウセリングの基本的な態度
 (佐々木元子)
4. NIPTの原理およびその応用
 (小安智博・浜之上はるか)
5. 日本におけるNIPTの現状と課題
 (伊藤由紀)
6. 世界におけるNIPTの現状
 (鈴森伸宏)
7. NIPTの認証制度について
 (上出泰山)
8. 出生前遺伝学的検査の進歩と問題点〜マイクロアレイを中心に〜
 (江川真希子)
9. 遺伝子解析 胎児期疾患に対するGenetic autopsyや海外の状況
 (佐々木愛子)
● Research
 〈ヒト遺伝子研究最新動向〉
がんの全ゲノム解析実行計画の現状
 (藤井博之・角南久仁子・河野隆志)
● Learning①
 〈遺伝性疾患(遺伝病),
  難治性疾患(難病)を学ぶ〉
多発性内分泌腫瘍症2型:RET 遺伝子コドン部位別にみた遺伝子型と表現型の関連
 (内野眞也・村上亜希子・渡邊陽子)
● Learning②
 〈遺伝子関連検査を知る〉
わが国における保険適用の遺伝子関連検査の現状(Update)
 (松下一之)
● Method
 〈研究手法〉
精神・神経疾患への空間トランスクリプトーム解析の適用
 (宮下 聡・大輪智雄・田部直央・星野幹雄)
● Genetic Counseling
 〈実践に学ぶ遺伝カウンセリングのコツ〉
シリーズ執筆
精神疾患領域の遺伝カウンセリング
 (堀内泰江・石黒浩毅・糸川昌成)
● CGC Diary
 〈私の遺伝カウンセリング日記〉
リレー執筆
いろいろな方々の支えがあってこその今
 (森田瑠香)
● Ties 絆
 〈当事者会、支援団体の紹介〉
HNRNP疾患患者家族会/HNRNP JAPAN
 (鈴木歌織)
● NEXUS
 〈ヒト以外の遺伝子に関連する研究〉
昆虫の内分泌制御をフタホシコオロギでアプローチ
 (永田晋治)
Sry 機能を消失した哺乳類の新しい性決定の仕組み
 (小川湧也・黒岩麻里)
● 索引
● 編集後記

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