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ペプチドと創薬
編集: 寒川賢治(国立循環器病センター研究所所長)
南野直人(国立循環器病センター研究所薬理部部長)

* 本書籍は、残り僅か・表紙等に少々難ありです。
本書籍をご購入の場合は ……………… 1冊 5,866円 (本体 5,333円+税10%)


要 旨

(第1章、第2章)

序章「創薬」昨日,今日,明日 (松尾壽之)

要旨なし
第1章 創薬候補ペプチドの探索
1.新しいペプチドの探索法
1) 普遍的な薬理,細胞反応を用いた新規生理活性ペプチドの探索 (宮澤 崇・宮里幹也・南野直人)

新規生理活性ペプチドの探索においては,高収率で分離能の高いペプチド精製法,微量物質でも解析可能な構造決定法とともに,高感度で簡便かつ再現性の高い生物活性検出法の確立が非常に重要である。本稿では,普遍的な薬理反応(平滑筋の収縮・弛緩反応)および普遍的な細胞反応(カルシウムイオンやcAMPなどのセカンドメッセンジャーの変動)を……
2) 細胞内情報伝達追跡システムを組み込んだモニターマウスの応用 (佐藤光男・中野了輔・井上美保・楠 万知・高橋憲行・森 勝弘・山野和也・山崎基生)

ヒトゲノム配列の解読により,染色体上のすべての遺伝情報を知ることが可能となった。これにより新たな医薬の標的タンパク質も次々と見つかり,新薬開発が飛躍的に進むと言われたものである。しかしながら,ゲノム配列の情報だけでは遺伝情報として刻まれている各々のタンパク質の機能を理解することは難しいという現実に,すぐに直面することとなった。……
3) GPCR リガンドの探索 (森  正明)

GPCRは生物現象のあらゆる場面で重要な機能を有し,また最も魅力的な医薬品のターゲットの1つである。GPCRの遺伝子構造の解明およびゲノム科学の発展に伴い,多くのリガンド不明のオーファンGPCRが見出された。オーファンGPCRは,未知なる生物現象の解明につながるのみならず,創薬の新たなターゲットとして多くの研究者の興味を惹いてきた。……
4) 生理活性ペプチド探索のためのペプチドミクス研究 (佐々木一樹・南野直人)

質量分析法,ゲノム情報の拡充,生物情報学の進歩に支えられてタンパク質の発現解析が可能になった。しかし,生物試料に含まれる生理活性ペプチドなどの内在性ペプチドは,現在のプロテオミクスの手法をそのまま応用しても解析が困難で,ペプチドミクスの概念が新たに提唱されている。本稿では,生理活性ペプチドの探索とペプチドミクスの関わりについて記述する。……
5) 遺伝子情報からの生理活性ペプチド予測 (木村定雄・西山眞理子・石井崇洋・廣瀬修一・山崎寛之)

本稿では,公開データベースに登録されたタンパク質のアミノ酸配列を用いて,バイオインフォマティクスにより,生理活性ペプチド候補をいかに予測するかを概説する。現在どれくらいのゲノム構造が決定されているのか,GPCRのペプチドリガンド前駆体の数はどれくらいか,ペプチドホルモンの経験的な生合成規則はあるか,……
6) in silico ペプチド探索 (七里眞義)

ヒトゲノム・cDNA配列情報を用いてin silico 解析を行い,有用な新規生理活性ペプチドの同定に活用しようとする試みが始まっている。これまでに共通のアミノ酸構造を有する新規ペプチドを探索する手法によって,いくつかの生理活性因子が同定されている。筆者らは公開されているヒトゲノム・cDNA資源から分泌性タンパクを選択し,……
2.ペプチドのデザイン・誘導体化
1) ペプチド-GPCR の相互作用・結合様式 (石黒正路)

GPCR はアゴニストやアンタゴニストの結合に対応して構造を変化させ,この構造変化を細胞外の情報として細胞内に伝達する。GPCR の立体構造として光受容体であるロドプシンの構造変化モデルを用いてペプチドレセプターの立体構造モデルを構築し,……
2) Target-structure based design and refinement of cholecystokinin and gastrin receptor ligands (Esther Marco, Magali Foucaud, Irina G. Tikhonova, Bernard Maigret, Chantal Escrieut, Ingrid Langer, Daniel Fourmy)

《 要旨日本語訳 》
多様な細胞でコレシストキニンおよびガストリンの作用を媒介するCCK2Rは,7つの膜貫通ドメインを有するGタンパク結合受容体のスーパーファミリーに属する。現在,多くの非ペプチドCCK2Rリガンドが利用できるが,新規リガンドの設計または既存リガンドの至適化が必要であると考えられる。……
3) ANP 受容体のX線結晶構造解析 -創薬への応用 (小川治夫・Yue Qiu・Craig M Ogata・御園邦雄)

生体の生理機能はホルモンなどの様々な伝達物質により制御されているが,これらの生理活性は細胞膜上に存在する受容体により担われる。受容体は薬剤の標的として重要であるが,より効率よい薬剤の開発には受容体とホルモンの立体構造を理解することが重要であると考えられる。われわれはANP受容体の構造とシグナル伝達の機構を明らかにすべく……
4) ケミカルバイオロジーを基盤とするペプチド創薬 (大石真也・藤井信孝)

タンパク質・ペプチドリガンドをリードとする創薬研究では,受容体との結合様式が明らかにされていなくても,リガンド側の構造活性相関研究を通して新規リガンドの創製が可能である。筆者らは,ケモカイン受容体CXCR4拮抗薬の創製研究において,活性ファルマコフォア同定のためのアラニン・スキャンを通して,4つの活性発現に必須のアミノ酸残基を同定するとともに,……
第2章 創薬候補ペプチドの探索
1. 尿におけるペプチド疾患マーカーの探索 (須藤浩三・里見佳典・高尾敏文)

生体試料中のペプチド・タンパク質の網羅的解析は,近年目覚しい発展を遂げた質量分析法により比較的容易に行えるようになった。われわれは,早期診断や予後診断に有用なマーカーを探索すべく,ヒト尿中のタンパク質・ペプチドのプロファイリング(種類と量の解析)を行っている。尿は生体から得られるサンプルの中で最も入手しやすいこと,タンパク質の分解が他の生体試料と比較して極めて少ないという利点がある。……
2. Screening of Peptide Biomarkers (Peter Schulz-Knappe)

《 要旨日本語訳 》
生物の実態である表現型は,全般にタンパク質およびペプチドによって決定される。これらは生理および病態生理の分析に静的にも動的にも利用することができる。プロテオミクスおよびペプチドミクスは,タンパク質やペプチドの疾患に起因する変化の測定や,分子レベルでの(適切な)治療の効果の分析によって,健康および疾患、あるいは……
3. Challenges of Protein/Peptide Biomarker Discovery in Serum (David H. Hawke,Ryuji Kobayashi)

《 要旨日本語訳 》
臨床での血液検査は日常茶飯事で,そのため血中のバイオマーカー探しが盛んに行われている。ここに,質量分析機を使ったタンパク質およびペプチドのバイオマーカー探索を簡単に解説する。現在新しく発見されたマーカーを報告している論文の多くが,その同定なしでマーカー候補を挙げているが,うち,その正体が判明したものでもそのほとんどが……
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