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2026年7月25日発行

A Guide to Genetic Counseling,Third edition
〔日本語版〕
遺伝カウンセリングガイド
〔第2版〕

日本語版監訳: (ISBN978-4-909508-39-3)

  鈴森伸宏
  (岩手医科大学医学部 臨床遺伝学科)

  山田崇弘
  (北海道大学病院 臨床遺伝子診療部)
  山本佳世乃
  (岩手医科大学医学部 臨床遺伝学科)
定価: 12,100円 (本体 11,000円+税10%)、B5判、596頁
本書は「A Guide to Genetic Counseling, Second edition」から16年振りに改訂された「Third edition」(2025年発行)の日本語翻訳版です。
本書は,遺伝カウンセリングについての包括的な概要を学習者へ提供し,その実践における基本的な原則を説明している。本書では,患者ケアのプロセスに重点を置き,理論的な枠組み,技術,そしてケアに影響を与える社会的背景を紹介している。目標は,遺伝カウンセリングという職種がもつ多様な視点,アプローチ,専門性を理解し,学習者が実践者として大成するための知識とスキルを身につけられるよう支援することである。
本書の構成は,米国遺伝カウンセリング認定委員会(ABGC)の中核的能力(core competencies)を基盤とし,症例の始まりから終わりまでの遺伝カウンセリングのプロセスを網羅し,専門職としての重要な課題,さらに職業の歴史的な歩み,現在への進展,今後の課題についても扱っている。
本書は,遺伝カウンセリングを学ぶ学生にとっての入門・基礎的教科書であるとともに,遺伝カウンセリングの実践を理解したいすべての人々にとっての包括的な参考書として構成されています。

遺伝カウンセリングに関わるすべての方々に
一般社団法人 日本遺伝カウンセリング学会 理事長
東京慈恵会医科大学 産科婦人科講座 教授
佐村 修先生 推薦
本書は,遺伝カウンセリングを学び,実践する者にとって,まさに「バイブル」とも呼ぶべき書籍です。遺伝カウンセリングの基本理念,面接技法,心理社会的支援,倫理的課題,家族歴の聴取,リスク評価,意思決定支援など,日々の臨床において不可欠な要素が体系的に整理されています。単に遺伝学的知識を伝えるための書ではなく,患者さんやご家族が不確実性の中で情報を受け止め,自らの価値観に基づいて選択していく過程をどのように支えるかを深く問いかける一冊です。


本誌をご購入の場合は ……………… 1冊 12,100円 (本体 11,000 円+税10%)

内容目次
推薦のことば
監訳者より
序文
Contributors
翻訳者一覧
序文(Preface)
●第1章  遺伝カウンセリングの実践と専門職
Robert G. Resta
翻訳者:田辺記子
遺伝カウンセリング−臨床活動と専門職
遺伝カウンセリングの定義
遺伝カウンセリングの歴史的概観
遺伝カウンセリング専門職
遺伝カウンセリングの他の提供者
遺伝カウンセリングの理念と精神
遺伝カウンセリングの実際
遺伝カウンセラーの多くの役割
専門的成長と技能習得
まとめ
付録1
付録2
文献
●第2章  文化的配慮を伴うインタビューによる作業同盟の構築
Gayun Chan-Smutko
翻訳者:山本佳世乃
はじめに
作業同盟の構築と維持:主要な特性
歓迎され,肯定される環境の構築
セッションにおける相互目標の設定
質問による共通理解の促進:具体的なインタビュー技法
臨床インタビュー力の向上に向けて
結びの指針
謝辞
リソース
文献
●第3章  家族歴:必須のツール
Jane L. Schuette and Diane R. Koeller
翻訳者:吉田明子・福島明宗
はじめに
家系図の変遷
家族歴の基礎
情報収集と家系図の作成
家族歴の解釈と家系図解析
家族歴収集時の心理社会的側面
まとめ
文献
●第4章  遺伝カウンセリング実践におけるカウンセリングとは
Luba Djurdjinovic
翻訳者:島田 咲
はじめに
遺伝カウンセリング実践における心理学的枠組み
心理学的な対話を支える理論
面談を促進し,または妨げる要因となるダイナミクスを理解する
困難な話題への対応とバッドニュースの伝え方
コーピングスタイル(対処法)
スーパービジョン:自分自身とセルフケアについてさらに探求し理解するための機会
まとめ
文献
●第5章  遺伝カウンセリングにおける患者中心のコミュニケーションと情報提供
Jehannine(J9)Austin
翻訳者:武田恵利
はじめに
患者中心のコミュニケーションとは何か
患者中心の遺伝カウンセリングという枠組みの中で提供すべき情報の決定
患者中心の情報提供の原則
患者中心の遺伝カウンセリングにおける情報提供のプロセス
患者中心のコミュニケーションのスキルを発展させる過程
まとめ
文献
●第6章  遺伝学的検査の評価と利用
Natasha Strande and Karen E. Wain
翻訳者:二川摩周・岡崎哲也
はじめに
臨床における遺伝学的検査
検査手法
検査の評価項目
遺伝学的検査の品質と開発
ゲノムバリアントの解釈
実践への応用
まとめ
文献
●第7章  臨床遺伝の評価
Shane C. Quinonez
翻訳者:三宅紀子
臨床遺伝学的評価の要素(component)
身体診察
臨床遺伝学的評価に用いられるツール
遺伝学的診断後の将来の医療ケアに関する考え
診断が確定しない場合の患者フォローアップ
まとめ
文献
●第8章  総合的に考える:症例準備とマネジメント
Lauren E. Hipp and Wendy R. Uhlmann
翻訳者:秋山奈々
はじめに
症例準備
リスク評価の実施v 契約設定:症例準備を実際のセッションにつなげる
ケースマネジメントのロジスティクス面の要素
症例記録作成v 症例フォローアップとケア調整
まとめ
文献
●第9章  遺伝カウンセリングにおけるインクルージョン(包摂),インクルーシビティ(包摂性),インクルーシブネス(包摂が根づいた状態):本物で誠実かつ協働的なコミュニティであるために
Annie K. Bao, Deanna R. Darnes, and Liann H. Jimmons
翻訳者:佐々木元子
はじめに
著者の立ち位置 AUTHORS’ POSITIONALITY
インクルージョン(包摂)の段階:実践のための原則
文脈:遺伝カウンセリングコミュニティ  物語とナラティブ
省察のための問い
まとめ
謝辞:本章貢献者およびアライの方々へ
文献
●第10章  遺伝カウンセリングにおける健康格差と公平性実現の機会
Nadine Channaoui, Altovise T. Ewing-Crawford,Barbara W. Harrison, and Vivian Y. Pan
翻訳者:原田佳奈
はじめに
平等,公平性,正義
患者の歩んだ道程:周縁化されたコミュニティに属する患者の経験を中心に
受診前
受診当日
受診後
エピローグ
遺伝カウンセリングにおける公衆衛生的アプローチ
まとめ
主要な定義
文献
●第11章  医療エコシステムにおける遺伝カウンセラー:政策,報酬制度,専門職アドボカシーへの対応
Gillian W. Hooker and Katie Lang
翻訳者:稲葉 慧・松川愛未
はじめに
世界の医療エコシステム
米国の医療エコシステム
連邦政策
保健福祉省
民間保険者
遺伝カウンセラーの医療エコシステムへの統合
遺伝カウンセラーの認定資格,免許制度,および資格審査
米国における遺伝医療サービスのコーディングと請求
臨床実践における課題
サービス提供モデルにおける遺伝カウンセリング
サービスへのアクセス改善
新たなサービス提供モデル
遺伝カウンセリングのビジネスケース(ビジネス上の根拠)を論じる
まとめ
文献
●第12章  遺伝カウンセリングと倫理
Curtis R. Coughlin II and Kelly E. Ormond
翻訳者:浜之上はるか
はじめに
道徳,倫理,そして法:その定義
倫理的基盤
倫理的分析
インフォームドコンセント:遺伝カウンセリングの基盤概念
遺伝カウンセリングにおける倫理的問題の臨床例
倫理的ジレンマに対するリソース
研究倫理
結論
文献
●第13章  遺伝カウンセリング研究:基礎を理解する
Sarah Scollon and Beverly M. Yashar
翻訳者:渡辺基子
なぜ研究をするのか
科学的知識は何が異なるのか
研究プロセス
データ収集および分析
研究における人間的側面:倫理的研究
研究成果の共有
最後までやり遂げるために
キャリアとしての研究:大学院修了後を見据えて
まとめ
文献
●第14章  臨床スーパービジョン:臨床実習において指導・ガイダンス・支援を学生が受けることと教員が提供するための方略
Monica Marvin
翻訳者:金子実基子
はじめに
臨床スーパービジョンの定義とその目標
成長と学習の基盤を整える:学生向けガイダンス
学生からスーパーバイザーへの移行
学生との作業同盟の構築
学生への継続的なフィードバックと支援の提供
スーパーバイザーのその他の責務
スーパービジョンにおける追加的考慮事項
臨床スーパービジョン合意事項
大学院課程との連携
結論
謝辞
文献
●第15章  専門職としてのアイデンティティ,進化する役割,拡大する機会
Erica Ramos
翻訳者:西垣昌和
はじめに
専門職としてのアイデンティティ,行動規範,プロフェッショナリズムの意義と課題
専門職としての成長,充足感,およびキャリアの発展
専門職としての課題の管理
将来を見据えて
謝辞
文献
●第16章  症例提示を通じて自らの実践を振り返る
Richard Dineen, Logan B. Karns, Matthew J. Thomas, and Barry S. Tong
翻訳者:鶴岡 恵・木村 緑・四元淳子
はじめに
目に見えないもの:出生前遺伝カウンセリング
症例提示(GANAB−PKD):小児多発性嚢胞腎疾患症例における,複数の変化し続ける遺伝カウンセリング課題への対応
循環器遺伝カウンセリング:原因不明の突然死に直面した家族を支援する
がん医療の場における患者の意思決定の支援:家族の問題
文献

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