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放射線被ばくへの不安を軽減するために
医療従事者のためのカウンセリングハンドブック
−3.11.南相馬における医療支援活動の記録−
(ISBN978-4-944157-69-3)

編著: 千代豪昭
 (元 南相馬市立総合病院放射線健康カウンセリング
  外来室長/クリフム夫律子マタニティークリニック
  臨床胎児医学研究所/兵庫医科大学遺伝学講座
  特別招聘教授)
【執筆協力】
古川洋一
 (東京大学医科学研究所臨床ゲノム腫瘍学分野
  教授)
室月 淳
 (宮城県立こども病院産科部長/東北大学大学院
  医学系研究科先進成育医学講座胎児医学分野教授)
及川友好
 (南相馬市立総合病院副院長)
定価: 3,190円 (本体 2,900円+税10%)、A5判、194頁
2014年5月10日発行
2011年3月に発生した東日本大震災は原子力発電所の事故を誘発し、広域の地域が放射線物質により汚染され、地域住民に深刻な健康不安を引き起こしました。放射線被ばくに原因する健康不安については多くの医療従事者が十分な基礎教育を受けていないため、対応に困ったという声を聞きました。私たちは専門とする臨床遺伝学や遺伝カウンセリングの知識・技術を生かして災害発生直後から約2年間にわたって現地医療機関と協力してカウンセリング活動を行いました。本書はその体験をもとにまとめています。医療従事者としては万一の災害にも準備を怠るべきではありません。医療従事者の皆さんが住民の不安を受け入れたうえで、正確な情報を発信し続けていただきたいと思います。その時に本書が役に立てば本望です。―― 千代豪昭先生 まえがきより

本誌をご購入の場合は ……………… 1冊 3,190円 (本体 2,900円+税10%)
本書籍は、電子書籍(個人向け)でもご購入いただけます。

●推薦のことば
     (中村祐輔)
●まえがき(序にかえて)
     (千代豪昭)
1. 住民の被ばく不安にカウンセリングで介入するために
「初期援助活動の実施経験から」

   (千代豪昭)
はじめに(災害医療システムから見た専門的ボランティア活動)
  1−1) 活動の準備
  1−2) 援助活動の有効性の予測
  1−3) 社会心理学的な分析「カウンセリングが可能かどうかの判断」
  1−4) パイロットスタディの実施
  1−5) 公的サービスの立ち上げ
  1−6) スタッフ間のチームワークの確立をめざして
  1−7) 活動の終了
2. 「放射線健康カウンセリングの手引き」
−放射線健康カウンセリングの基礎技術−

   (千代豪昭)
  2−1) 「手引き」作成の背景
  2−2) カウンセリングの方法とカウンセラーの基本的態度
  2−3) カウンセラーはクライエントとの初回の「出会い」にすべてを
       かける
  2−4) クライエントの緊張を和らげる
  2−5) 話の切りだしかた
  2−6) カウンセリングを行ってもよいかの判断
  2−7) Q:「カウンセリングって,何ですか?」
  2−8) Q:「カウンセラーが『好ましい方向にむけて援助する』とのこと
         ですが,それは 『指示行為』 であり,『放射線の安全性の
         押し売り』 に結びつくのではないですか」
  2−9) Q:「では,『先生ならどうしますか』と聞かれたら,『私なら○○
         します』と言ってよいのですね」
 2−10) Q:「私には『なぜ指示がいけないのか』どうしてもわかりません。
         相手は素人なのですから,『安全なものは安全,危険なもの
         は危険』と言ってあげたほうがよいと思いますが」
 2−11) Q:「カウンセリングを行って住民の役に立ちたいと思いますが,
         私には放射線の知識が足りないと思います(ある講演会で
         聞かれた地元医師の質問)」
 2−12) Q:「放射線の相談は専門家でなくてはできないと思います」
 2−13) Q:「低線量被ばくでも『がん生涯リスク』を0.1%増加するとあり
         ました。1000万人の集団なら3500人ががんで死ぬことに
         なります。これを 『心配するな』 と言っても無理ではない
         でしょうか」
 2−14) カウンセラーは政治的に中立の立場を守る必要がある
 2−15) 専門知識をふりかざすクライエントへの対応−その1
 2−16) 専門知識をふりかざすクライエントへの対応−その2
 2−17) クライエントの知識を過大評価してはいけない
 2−18) 保証を求めるクライエントへの対応−その1
 2−19) 保証を求めるクライエントへの対応−その2
 2−20) クライエントが明らかに好ましくない選択に向かっている時の
       カウンセラーの対応
 2−21) クライエントの自己確立をめざすには
 2−22) ナラティブ技法の被ばくカウンセリングへの応用
 2−23) カウンセリングの終わり方
3. カウンセリングの記録方法
   (千代豪昭)
  3−1) POS 記録はなぜ被ばくカウンセリングに向いているか
  3−2) POS 記録の書き方
  3−3) カウンセリング記録の実際
4. Q&A 集
   (千代豪昭・古川洋一・室月 淳・及川友好)
  1.放射線被ばく量と健康
  2.妊婦の被ばくと健康
  3.がんと健康
  4.内部被ばくと健康
  5.被災地における生活と健康・子育て
5. 参考資料/放射線被曝への不安を軽減するために
       −遺伝カウンセリングの専門家が語る放射線被曝の知識−

   (千代豪昭)
6. 執筆協力者からのメッセージ
放射線健康カウンセリングを振り返って
    (古川洋一
南相馬の放射線健康カウンセリング活動で自分自身をみつめなおす
    (室月 淳)
原子力災害被災地域から
    (及川友好)
震災を乗り越え南相馬で生活するということ
    (小野田克子)
●あとがき
     (千代豪昭)

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